今日から曳きまい工事に入ります。
まずは、鉄骨を妻間方向(短い間)に設置していきます。 鉄骨は枕木の角材を土台にして、固定する高さまで上げていきます。 ベタ基礎を打ち固まるまで鉄骨を動かせない為、(建物を降ろせないので) 基礎立ち上がりに支障の出ない部分に枕木の土台を積み上げていきます。 次に鉄骨を柱に固定していきます、柱に傷をつけないように木の板でクッションをして固定していきます。鉄骨を柱に固定し終ったら、 今度は、桁間方向(長い間)に丸太を置いていきます。 固定した鉄骨の上に、柱に添えるように置いていき、鉄骨同様固定していきます。 最終的には、鉄骨、丸太、柱が固定させます これで曳きまいの下準備が終了。 全体のバランスを見て微調整をし、ジャッキでの曳きまいに備えます。 業者の方に話を聞いたのですが、現在4,5件同様のヒキマイ工事をかかえてるそうで、今日もお昼から建物を20m動かす予定だったそうです。 代々受け継がれた古民家を残し、耐震補強をして基礎を施工するために曳きまいをする民家が増えてきているみたいですね 今回のお住まいも耐震補強で基礎を施工する為に曳きまい工事を行っていますし、今70、80年以上の古民家が痛み始めている時期なのかも知れません。 痛んでいるところを直し、耐震補強、リフォームなどをして、 民家を次の世代に残していくことも私達の仕事ですから、これから何百年も残っていくお住まいに作り上げたいです。 ![]() ![]()
by yamazakikoumuten
| 2007-01-01 01:57
| 古民家再生
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