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8月24日 1期解体工事 「古民家再生レポート」 

古民家再生 第1期解体工事スタートしました。

大正10年 築85年 延べ床面積 約90坪 のお住まいです。
1期工事ということは2期工事もあります。
2期解体は基礎ができあがってから曳き舞い工事で建物を落とす前にやる予定です。
1期で残す部分以外すべて解体してしまう事も考えましたが、傾きや隙間が多々見られますので、今回は1期と2期に分けて解体工事をおこなうことになりました。
1期解体では1階部分を壊します。
構造材(柱、梁)はほとんど残し、
和室の床の間、縁板、長押、敷居、鴨居などは持ち帰って再生します

工事を進めながら残せるものは残し、再生できるものは持ち帰って再生し取り付けます、
今まで基礎として使われていたしゃく谷石はアプローチや塀、ポーチ、土間などに再加工して使用します、基礎はベタ基礎(耐震補強)になります、
古民家再生、耐震補強ですのでこれから大変な工事になりそうですが・・・
これからどう変わっていくのか楽しみの方が大きいですw
初日、みなさんありがとうございましたw
↓解体前のお住まいです↓
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8月24日 1期解体工事 「古民家再生レポート」 _a0073775_054755.jpg

↓再利用するしゃく谷石↓
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■ 次のページへお進みください。 施工レポートが進んでいきます!
# by yamazakikoumuten | 2007-01-01 02:00 | 古民家再生

8月31日 1期解体工事 2

第1期解体工事 パート2
解体屋さんやっぱりプロですね~もう柱のみになってしまいました
ケヤキの通し柱、鴨居、など解体では取れない所は傷が付かないように
養生と毛布で温めます。保護していきます
明日からは「根切り工事」へと入っていきます。(値切り交渉ではありません。)
基礎を作る前の準備です。地盤面から30センチ程掘っていきます
柱の下の部分は残して地業工事を行います。
「地業工事」こぶし大の石をまず敷き詰めていきます、その上にさらに細かい石敷いて突き固めます。
建物の中での作業のためたいへんです、
ユンボの中でも一番小さい重機を使って掘り進んでいきます。
基礎が出来てからでは出来ない敷地奥庭の樹木根撤去、井戸の埋め戻しも同時に行います。
ホントご苦労さまです。。7本も樹木根抜いていただきました!
 ↓根切り工事↓
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 ↓和室、床の間部分です、荒れてますね^^;↓8月31日 1期解体工事 2_a0073775_0122742.jpg
# by yamazakikoumuten | 2007-01-01 01:59 | 古民家再生

9月 4日 地業工事

地業工事 ひきまい下準備

根切り工事も終了し地業工事に入っています。
砂利を敷き詰めてランマ(たたいて砂利地盤を締め固めていく重機)で締め固めていきます。
改めて見るとかなり広いですね~
明日からは、いよいよひきまい工事に入っていきます。
会社では何回か経験がありますが自分が関わるのは初めてなので楽しみです。
流れはわかりますがどのように何十トンもある建物を上げていくのか、これからじっくり勉強させて頂きます。
まずは、建物を上げるための下準備を明日から行う予定です
鉄骨と丸太をX,Y方向に交差し柱に固定していき土台のようにしていきます。
柱に傷が付かないように柱と金具の間にはベニア板を挟んでいきます。

配管工事も入りますので余裕をみて建物を上げるのは1週間ほど後と考えています。
↓地業工事↓
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↓外観↓
9月 4日 地業工事_a0073775_11194.jpg

# by yamazakikoumuten | 2007-01-01 01:58 | 古民家再生

9月 5日 曳きまい工事

今日から曳きまい工事に入ります。
まずは、鉄骨を妻間方向(短い間)に設置していきます。
鉄骨は枕木の角材を土台にして、固定する高さまで上げていきます。
ベタ基礎を打ち固まるまで鉄骨を動かせない為、(建物を降ろせないので)
基礎立ち上がりに支障の出ない部分に枕木の土台を積み上げていきます。

次に鉄骨を柱に固定していきます、柱に傷をつけないように木の板でクッションをして固定していきます。鉄骨を柱に固定し終ったら、
 今度は、桁間方向(長い間)に丸太を置いていきます。
固定した鉄骨の上に、柱に添えるように置いていき、鉄骨同様固定していきます。
最終的には、鉄骨、丸太、柱が固定させます
これで曳きまいの下準備が終了。

全体のバランスを見て微調整をし、ジャッキでの曳きまいに備えます。
業者の方に話を聞いたのですが、現在4,5件同様のヒキマイ工事をかかえてるそうで、今日もお昼から建物を20m動かす予定だったそうです。

代々受け継がれた古民家を残し、耐震補強をして基礎を施工するために曳きまいをする民家が増えてきているみたいですね
 今回のお住まいも耐震補強で基礎を施工する為に曳きまい工事を行っていますし、今70、80年以上の古民家が痛み始めている時期なのかも知れません。
痛んでいるところを直し、耐震補強、リフォームなどをして、
民家を次の世代に残していくことも私達の仕事ですから、これから何百年も残っていくお住まいに作り上げたいです。
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# by yamazakikoumuten | 2007-01-01 01:57 | 古民家再生

9月 9日 設備工事

ヒキマイ工事(数箇所に設置してジャッキで少しづつ建物を持ち上げます)
が13日に決まりました。
大人数がたくさん必要とされるので13日まで伸びてしまいました・・・
本日は設備工事が行われています、トイレ、洗面、キッチンなど水周りとなる場所に基礎を打つ前に配管を作っていきます。下水への配管も同時に行います。
休日の打ち合わせで、キッチンの向きが反転しましたので少し問題がありましたが、無事終了しました。
建物を上げることで支障のでる電線や建物に隣接しているものは対処をして着々と準備は進んでいます。
鉄骨、柱、木材の緊結部分の微調整も行っていきます↓9月 9日 設備工事_a0073775_16125033.jpg

# by yamazakikoumuten | 2007-01-01 01:56 | 古民家再生